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2015年9月 2日 (水)

D51 1162

    SLでおなじみの蒸気機関車の代名詞といえば、最近では機関車
トーマスなのだろうと思いますが、トーマスが茶畑のなかを走る
前には、D51でした。デゴイチ、デコイチですね。

D51が有名な理由は、日本の蒸気機関車史上で最多の1115両も
製造されたからで、少ない形式ではせいぜい数両、標準的には
数十両といったなかで、飛び抜けて大量に製造され、日本全国の
鉄路を走ったお馴染みだからだろうと思います。

その最終製造が1161号機で、実際に数えられた1115両と違う
のは、当時の蒸気機関車製造が既にロットで発注されるロット
生産だったことや、発注者である国鉄の年度予算との関連という
お役所的都合が影響したことや、製造中に戦争に入ってしまった
ため、資材調達の状況で欠番が発生したりしているからです。

さらに加えれば、国鉄向け以外にも製造されましたから、実際に
作られた両数は1115両を超えるのです。

そんななか、次の1両を昨年製造した人が現れました。

なんとダンボールを素材にして、原寸大1分の1スケールのD51を
作ってしまった方がいるのです。その車両番号が1162です。

d511162-01.jpg

やはり、ダンボール製といっても原寸大ですから、長さはテンダを
入れて20m近くありますし、高さも4m近くありますから、その
圧倒的な存在感は実機と同じです。

また、何と言いますか、作りたてで人手に触れられているせい
なのか、生きている機関車のような風情もあって、もう立派な
蒸気機関車として認定されてもいいのではないかというくらいな
ものでした。

本機は昨年完成して、今年の夏に東京を目標終着地として
展示されながら東進してきたものですが、今夏の展示は一旦終了
して、製造した島原に博物館が作られるのだそうです。

d511162-02.jpg

ひとりの情熱がここまで社会を動かすのですから、すばらしいと
思いました。

やはり蒸気機関車には夢がありますね。

感謝!
   
       
   
   

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